働き過ぎは良くない。(菜根譚)

この記事は約2分で読めます。

菜根譚にこのような句がある。

「憂勤は是れ美徳なり、一太だ苦しめば則ち以て性に適ひ情を怡ばしむることなし。」

(『菜根譚  29』より引用)

意訳すると、一心不乱に仕事に励むのは良いことではあるが、苦しんでやり過ぎると、心が痛んでしまうよということ。

コーチングを仕事にしていて、社長さんとお話しするのだが、その多くは「働かざる者、食うべからず」の精神を持っている。中には、常に「働いていないと価値がない」といった極端な思考を無意識的に持っている人も多い。

そういう人は休むことを知らず、働きづくめなので、人生において何らかの支障が出てしまうことも多い。例えば、健康を害したり、夫婦仲や恋人、家族との関係性が悪くなるなど。

そうならないためには、「ほどほど」を意識して、仕事に取り組むぐらいがちょうどいい。その方が長期的に活躍でき、成果も出やすいものである。

 

ここに参考にしたいケースがある。日米で通算184勝した投手、石井一久氏である。

石井さんといえば元ヤクルトスワローズのエースで、ノーヒットノーランを達成したり、6度のリーグ優勝、5度の日本一を達成させるなどの活躍をした。メジャーリーグでも二桁勝利を記録するなど、名投手中の名投手であった。

氏の著書『ゆるキャラのすすめ。(石井一久著、幻冬舎)』には、こう書かれている。

「上手に手を抜き、休む意識。それがあるから、大事な場面で真の実力を発揮できるし、長い期間、働くこともできたのだと思う。」

(『ゆるキャラのすすめ。(石井一久著、幻冬舎)』より引用)

働き過ぎてしまう経営者にこそ届いてほしい言葉である。会社経営は長期戦。長く活躍するためにも肝に銘じたい。

タイトルとURLをコピーしました