金銭は独立の基本なり、これを卑しむべからず。(福沢諭吉)

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「金銭は独立の基本なり、これを卑しむべからず。」

(福沢諭吉『学問のすすめ』より引用)

これはご存じの通り一万円札の顔にもなった明治の思想家、福沢諭吉の名言である。

どういう意味か?

要するに「お金を儲けることを否定するな」ということ。当時の江戸思想では、清貧を美徳とする風潮があった。お金儲けは卑しいことと思いがちだった。

「武士は食わねど高楊枝」という姿勢も尊敬されていた時代である。

が、福沢諭吉はそれではいけないと思った。国が強くなるにはお金が必要と考えていたし、個人でも成長するためにはお金が必要だろうと考えていた。金銭は独立の基本であると。

だからこそ、「お金を稼ぐことを卑しく思うな!」と強く言いたかったのだと思う。

 

コーチングをしていて、お金儲けがうまくいかない人にも特徴がある。それは、どこか心の中でお金儲けを否定していたり、お金儲けが卑しいことだと感じていることである。

中には「お金のブレーキ」や「お金のブロック」などと、ありもしない空虚なものを取り上げる人もいる。そんなもの本当にあるなら目の前に出してくれと言いたいが。

それはさておき・・・

お金儲けを卑しいと感じているから、お客様からお金をいただくことを躊躇してしまう。増してや高いお金を請求することなど鼻から頭になかったりする。

 

以前、事務所の近くに美味しい飲食店があった。店長さんも気前がいいし、定期的に通っていた。ところが、気になっている点が一つあった。それは「価格」である。明らかに安すぎるのだ。

内心「もっと高い値段でもいいのに」と思っていた。と同時に「こんな低粗利で経営が続けられるだろうか?」の不安もあった。案の定、昨今の材料費高騰や人件費高騰で、閉店になってしまった。

せっかくの行きつけのお店がなくなり私は大変困ってしまったのである。

 

つまり、お金を儲けることを卑しいと感じていたり、高いお金をいただくことを躊躇していると、かえって経営が行き詰まり、お客さんたちに迷惑をかけてしまうということ。

だとしたら、お金儲けをしっかり肯定する。お金儲けを卑しいと思わないことが肝要である。その方が、結果として、経営が継続し、お客さんに貢献し続けられるのだから。

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