勝つためには「拍子」を熟知すること。(五輪書)

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剣豪宮本武蔵が書いた「五輪書」には、勝つためには「拍子」を理解することが重要だと記してある。

「物毎(ものごと)につき、拍子はあるものなれども、とりわけ兵法の拍子、鍛錬なくてはおよびがたき所なり。」

(宮本武蔵『五輪書』地の巻より引用)

宮本武蔵いわく、あらゆる物事には「拍子」があるという。

能にもあるし、雅楽にもある。

弓や鉄砲、乗馬など、あらゆる武に関することにも拍子がある。

また、武士の出世や降格にも拍子のようなものがあるし、商売の儲けにも拍子があるという。

この拍子、いわゆる「リズム」の理解は、物事を上手にこなす上で大変重要になってくる。

 

例えば、投資の世界で勝てるようになったのは、「サイクル」の理解が大きな要因である。

株式投資には一定のサイクルがある。金利を下げれば、市中にお金が出回り、景気は上向く。それにともなって儲かってくる企業がある。

そして、企業が儲かり、景気が良くなると、物価が上がってくる。そこで、政府は物価高を抑えるために、今度は金利を上げるようになる。

すると、市中に出回るお金が少なくなり、人々はお金を使うことを控えるようになってくる。それにともなって、売上が下がる企業が出てきて、景気が下向きになってくる。

景気が冷え込み過ぎると、日銀はまた金利を下げて、市中に出回るお金を増やすというわけである。

このような「サイクル」、いわゆる「拍子」を知っていれば、投資で儲けやすくなるというわけだ。

 

経営でも同様。このようなサイクルを熟知していれば、景気の流れによって適切な「打ち手」を講じやすくなる。

たとえば、市中にお金が出回りつつあるのか?それとも、市中からお金を引き上げようとしているのか?

それらがわかっていれば、新商品開発や仕入れ、広告宣伝、設備投資、人材採用などを積極的にやる時期か?それとも消極的になる時期か?などがわかってくる。

逆を言えば、この「拍子」が理解できてなければ、会社経営で儲けるのはとたんに難しくなる。

経営や投資で成果を出したいなら、リズムやサイクルなど「拍子」の理解に努めなければならない。

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