心・人生・出世

心・人生・出世

一つの場所に安住しないこと。「住する所なきを、まづ花と知るべし。」(風姿花伝)

「住する所なきを、まづ花と知るべし。」 (世阿弥『風姿花伝』より引用) これは、世阿弥の言葉。 どういう意味か? 同じところに留まらないことが良いことだということ。 例えば、セミナー講師の講演が大成功し、講演後に拍手喝采を受けたとする。 す...
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働き過ぎは良くない。(菜根譚)

菜根譚にこのような句がある。 「憂勤は是れ美徳なり、一太だ苦しめば則ち以て性に適ひ情を怡ばしむることなし。」 (『菜根譚  29』より引用) 意訳すると、一心不乱に仕事に励むのは良いことではあるが、苦しんでやり過ぎると、心が痛んでしまうよと...
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老いてからが本番。70歳まではオープニング。(葛飾北斎)

今日は葛飾北斎の名言を引用しよう。 「翁死に臨み、 大息し天我をして 十年の命を長ふせしめはといひ、 暫くして更に謂て曰く、 天我をして五年の命を保たしめは、 真正の画工となるを得へしと、 言訖(おわ)りて死す」 (葛飾北斎) 簡単に意訳す...
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年を重ねるごとの初心。老後の初心。(花鏡)

先日、テレビ番組『がっちりマンデー』を観ていた。 番組では、様々な企業やそこの社長などが出演し、「儲けの秘訣」や「商品開発秘話」などを語ってくれる。 ビジネスや投資の勉強になる大変良質な番組である。 そこで、U-NEXT.HDの宇野康秀社長...
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のろまでも富を築くことは可能。(荀子)

凡人だからといって、天才に勝てないか?というと、必ずしもそうとは言い切れない。 ここに荀子の有名な句がある。 「驥(き)は一日にして千里なるも、駑馬(どば)も十駕(じゅうが)すれば則ち亦之に及ぶ。」 (荀子) どういう意味か? 驥(き)とは...
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他者の失敗を糧とする。他山の石。(詩経)

四書五経の『詩経』にこのような句がある。 「他山の石。以て玉を攻むべし。」 (『詩経』より引用) どういう意味か? 他の山から粗悪で使えない石が見つかったとする。しかし、使い方によっては、それを自分の宝の源となる石を磨くことに使えるという意...
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最下位には最下位の華がある。

久々、麻雀アプリに少しハマっている。少し。 あまりのめりこみ過ぎると「欲」が出る。 結果、「餓鬼道」や「修羅道」から抜け出せなくなるので、あくまでも「ほどほど」にではある。 麻雀は4人でやるのが基本。もちろん、三人麻雀や二人麻雀もあるが、基...
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一瞬一瞬を大切に。チャンスは「その時」しかない。(徒然草)

「お金」を得るチャンスやビジネスチャンスには「次がない」と思う事が大切だ。 兼好法師の『徒然草』の第九十二段に面白い説がある。 「ある人、弓射ることをならふに、もろ矢をたばさみて的にむかふ。師のいはく、「初心の人、二つの矢を持つことなかれ。...
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伸びる前には縮むものである。

尺蠖(せきかく)の屈するは、以って信(の)びんことを求むるなり。 これは「易経」に書かれている言葉である。 意訳すると「尺取虫が体を屈折するのは、伸びるためである」ということ。 尺取虫が身を縮めるのは一見すると苦しそうに見える。 が、それは...