随筆 良きリーダーは愚か者であれ。(老子) 本日、取り上げるのは老子から。 老子は「会社経営に良く効く」というのが私の持論である。 特に大企業ほど恵まれていない中小企業ほど効果が大きい。 さて、今日伝えたいのは「良きリーダーは愚か者であれ」ということ。 どういうことか? 「天下皆我が... 2025.09.01 随筆経営・商売
心・人生・出世 一つの場所に安住しないこと。「住する所なきを、まづ花と知るべし。」(風姿花伝) 「住する所なきを、まづ花と知るべし。」 (世阿弥『風姿花伝』より引用) これは、世阿弥の言葉。 どういう意味か? 同じところに留まらないことが良いことだということ。 例えば、セミナー講師の講演が大成功し、講演後に拍手喝采を受けたとする。 す... 2025.08.31 心・人生・出世随筆経営・商売
随筆 金銭は独立の基本なり、これを卑しむべからず。(福沢諭吉) 「金銭は独立の基本なり、これを卑しむべからず。」 (福沢諭吉『学問のすすめ』より引用) これはご存じの通り一万円札の顔にもなった明治の思想家、福沢諭吉の名言である。 どういう意味か? 要するに「お金を儲けることを否定するな」ということ。当時... 2025.08.30 随筆経営・商売
随筆 社長は低き者の気持ちがわかりづらいから要注意。(菜根譚) 経営者のお話を聞いていると、「危ういなあ」と思うことがしばしばある。 それは、身分の低い従業員や社員の気持ちがわかっていないことである。 結果として、要らぬ恨みや妬みを買ってしまうことも・・・。 中にはクーデターや裏切りに発展してしまうこと... 2025.08.29 随筆経営・商売
心・人生・出世 働き過ぎは良くない。(菜根譚) 菜根譚にこのような句がある。 「憂勤は是れ美徳なり、一太だ苦しめば則ち以て性に適ひ情を怡ばしむることなし。」 (『菜根譚 29』より引用) 意訳すると、一心不乱に仕事に励むのは良いことではあるが、苦しんでやり過ぎると、心が痛んでしまうよと... 2025.08.28 心・人生・出世随筆
随筆 弱者は「持たない」。兵の形は水にかたどる。(孫子の兵法) 孫子の兵法(虚実篇)にある好きな言葉の1つがこちら。 兵の形は水に象(かたど)る。 (孫子の兵法『虚実篇』より) わかりやすく意訳すると、兵の形は「水」のようであれということ。 水は高いところから低いところに流れる。その際、岩や木などの障害... 2025.08.27 随筆経営・商売
随筆 勝つためには「拍子」を熟知すること。(五輪書) 剣豪宮本武蔵が書いた「五輪書」には、勝つためには「拍子」を理解することが重要だと記してある。 「物毎(ものごと)につき、拍子はあるものなれども、とりわけ兵法の拍子、鍛錬なくてはおよびがたき所なり。」 (宮本武蔵『五輪書』地の巻より引用) 宮... 2025.08.26 随筆経営・商売蓄財・経済
心・人生・出世 老いてからが本番。70歳まではオープニング。(葛飾北斎) 今日は葛飾北斎の名言を引用しよう。 「翁死に臨み、 大息し天我をして 十年の命を長ふせしめはといひ、 暫くして更に謂て曰く、 天我をして五年の命を保たしめは、 真正の画工となるを得へしと、 言訖(おわ)りて死す」 (葛飾北斎) 簡単に意訳す... 2025.08.25 心・人生・出世随筆
心・人生・出世 年を重ねるごとの初心。老後の初心。(花鏡) 先日、テレビ番組『がっちりマンデー』を観ていた。 番組では、様々な企業やそこの社長などが出演し、「儲けの秘訣」や「商品開発秘話」などを語ってくれる。 ビジネスや投資の勉強になる大変良質な番組である。 そこで、U-NEXT.HDの宇野康秀社長... 2025.08.24 心・人生・出世随筆経営・商売
随筆 訴求ポイントを絞ると売れる。大弁はとつなるが如し。(老子) 私は仕事柄、マーケティングや営業の相談を受けることも多い。 先日もある社長から相談を受けた。 「このウェブサイト、どう思いますか?」と。 正直、「ああ、これは売れないなあ」と感じた。 なぜそう思ったか? それには老子の次の言葉が参考になる。... 2025.08.23 随筆経営・商売