老いてからが本番。70歳まではオープニング。(葛飾北斎)

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今日は葛飾北斎の名言を引用しよう。

「翁死に臨み、 大息し天我をして 十年の命を長ふせしめはといひ、 暫くして更に謂て曰く、 天我をして五年の命を保たしめは、 真正の画工となるを得へしと、 言訖(おわ)りて死す」

(葛飾北斎)

簡単に意訳すると、葛飾北斎が90歳を超えて亡くなる直前に「あと10年・・・いや、あと5年も生きられたら本物の絵師になれるのに・・・」と嘆いたということ。

これ、すごいよね。

それまでに「富嶽三十六景」など誰もが認める名画を残しており、すでに達人の域にあると思うのだが、それでも「未熟である」と思っている。まだまだ伸びると考えている。

昨今、人生100年時代と言われている。が、これは決して喜ばしいこととは捉えられず、「長い老後をどうやって生きるのか・・・」という不安が込められている。

もし、葛飾北斎が長寿社会の到来を聞いたらどう思うか?きっと嬉しくて嬉しくてたまらないのではないか?ずっと絵を描いて、もっともっと向上できる!と。

ちなみに葛飾北斎はこちらの名言も残している。

「七十年前(ぜん)画(えが)く所は実に取に足(たる)ものなし。」

(葛飾北斎)

実は、葛飾北斎が当たりはじめたのは50歳を越えてからである。

53歳で「北斎漫画」を描き、ようやくこれがヒットしたのだ。

そして、葛飾北斎自身はこう言った。

「70歳までに描いた作品は大したことなかった」と。

えー(笑)!?と思わず突っ込みたくなる言葉だ。

まだまだ本番はこれからだ!ということ。

つまり、70歳まではオープニングだということ。序章。

この考え方は凄いし、ぜひとも参考にしたい。

70歳まではオープニングと考えると、「まだまだ楽しいことがこれからあるのか!」とポジティブに捉えられる。

若い頃の楽しみなんてまだまだ楽しみ方の入り口である。

一般的には、年を取ると、体力や精力も衰え、頭の回転も弱くなり、病気も増えるなど、ネガティブに捉えられがちだ。

しかし、葛飾北斎が言うように、70歳までは取るに足らないオープニングと捉えると、面白いことは年を取ってから起きるんだと前向きに思えてくるから不思議だ。

90歳を超えて、死ぬ間際になったとしても「まだまだやりたいことがたくさんあるのに!」「まだまだ伸びるのに!」などと思える人生を送りたいものである。

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