随筆 秘すれば花。花は秘密にしてこそ「花」でいられる。(風姿花伝) 「秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず」 (世阿弥『風姿花伝』より) クライアントさんによく伝える言葉の一つである。 これはどういう意味か? 例えば、手品やマジックを思い浮かべるとわかりやすい。 手品を見せられると、人は驚いたり、感動した... 2025.08.22 随筆経営・商売
随筆 「たまたま」の成功を自分の実力と勘違いしない。株を守りて兎を待つ。(韓非子) ある起業家の話である。 その起業家は、起業し「ゲーム」事業を立ち上げた。 お手軽に楽しめるのと、キャラクターのかわいさなどから、「たまたま」大ヒットした。 それに味を占め、どんどん巨額の広告宣伝費をつぎ込んだ。 起業家はさらに、そのゲームに... 2025.08.21 随筆経営・商売
心・人生・出世 のろまでも富を築くことは可能。(荀子) 凡人だからといって、天才に勝てないか?というと、必ずしもそうとは言い切れない。 ここに荀子の有名な句がある。 「驥(き)は一日にして千里なるも、駑馬(どば)も十駕(じゅうが)すれば則ち亦之に及ぶ。」 (荀子) どういう意味か? 驥(き)とは... 2025.07.20 心・人生・出世随筆経営・商売
随筆 食べる量には気をつける。(修身録)朝ごはんは食べた方がいいか? 先日、顧客との面談にて、「朝ごはんは食べた方がいいか?抜いた方がいいか?」という相談があった。 その方は、以前、有名な講師のセミナーに出たところ、「朝ごはんは抜くか、フルーツジュースがいい」と言われたそうで、それを何年も守っているとのこと。... 2025.07.19 随筆養生・健康・身体
心・人生・出世 他者の失敗を糧とする。他山の石。(詩経) 四書五経の『詩経』にこのような句がある。 「他山の石。以て玉を攻むべし。」 (『詩経』より引用) どういう意味か? 他の山から粗悪で使えない石が見つかったとする。しかし、使い方によっては、それを自分の宝の源となる石を磨くことに使えるという意... 2025.06.19 心・人生・出世随筆経営・商売
随筆 まずは優れていない者でも厚遇する。(戦国策) 近年の会社経営は、「人手不足」が頭を悩ませる。 特に中小企業の人材確保は厳しい。しかも、確保できたとしても、鳴かず飛ばずの社員であることも。 さて、そんな人手不足の時代に、会社経営者はどうすればいいのか? 優秀な人材を集めるにはどうしたらい... 2025.05.18 随筆経営・商売
随筆 帝力何か我にあらんや。目指すは「のんびり」な会社。(十八史略) 中国古典『十八史略』にこのような歌がある。 日出でて作り、 日入りていこう。 井をうがちて飲み、 田を耕して食らう。 帝力何か我にあらんや。 昔々、王様の「堯(ぎょう)」は天下を治めて50年が経ったが、はたして、自分の政治がうまくいっている... 2024.10.15 随筆経営・商売
心・人生・出世 最下位には最下位の華がある。 久々、麻雀アプリに少しハマっている。少し。 あまりのめりこみ過ぎると「欲」が出る。 結果、「餓鬼道」や「修羅道」から抜け出せなくなるので、あくまでも「ほどほど」にではある。 麻雀は4人でやるのが基本。もちろん、三人麻雀や二人麻雀もあるが、基... 2024.09.27 心・人生・出世随筆
随筆 道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である。(二宮尊徳) こんにちは。作野裕樹です。 「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である。 」 これはご存じの方も多いはず。二宮尊徳さんの名言ですね。 やはり、ビジネスというのは、儲けるだけでは駄目。 人や社会に役立ってこそ成り立つもの。 これは日... 2023.11.14 随筆経営・商売
随筆 得意なことを伸ばす。『闘戦経(第四章)』 こんにちは。作野です。 金は金たるを知る。土は土たるを知る。即ち金は金たるを為す。土は土なることを為す。ここに天地の道は純一を宝と為すことを知る。 (『闘戦経(第四章)』より引用) これは日本最古の兵法書『闘戦経』第四章に書かれている言葉で... 2023.11.03 随筆経営・商売