物事の究め方はどれも共通してくる。(五輪書)

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今日は、宮本武蔵著の『五輪書』から、大切な教えをピックアップしたい。

「兵法の利にまかせて、諸芸・諸能の道となせば、万事において、我に師匠なし。」

(宮本武蔵『五輪書 地の巻』より)

生涯無敗だったと言われる剣豪、宮本武蔵。

実は、書画や茶の湯においても、相当な腕前だったらしい。

なぜ、剣だけでなく、他の諸芸などでも卓越した結果を出すことができたのか?

というと、剣を究めた利を活かしたからである。

要するに、物事の上達プロセスはどれもほとんど共通しているということ。

どのように目標設定すればいいか?

どのような学習をすればいいか?

どのような鍛錬をすればいいか?

困ったことや壁にぶち当たった時にどう乗り越えたらいいか?

それらは、万事共通しているのである。

 

例えば、経営や投資でも卓越した成果を出すことができる人は、他のことでも卓越した成果を出すことが多い。

経営者であれば、学生時代にスポーツや格闘技の大会などで卓越した成果を出したことがあったり、チームをまとめ上げる経験をしていたり。それはそのまま経営にも応用が可能である。

また、投資で卓越した成果を出す人は、昔、ギャンブルなどでも卓越した成果を出していた人が意外と多い。パチンコやパチスロ、麻雀、ポーカーなど。

なぜ?

というと、確率計算や統計の活かし方、または勝負に勝つメンタリティの保ち方、勝負の駆け引きなどが共通しているからである。

逆に投資で成功してからポーカーや麻雀などの勝負の道へ行く人も意外と多い。それは、脳の使い方や道の究め方、駆け引きなどが共通していて面白いからであろう。

 

そして、この宮本武蔵の句から勇気づけられる点は、もし、今、自分が経営や投資で成果を出していないとしても、何かで卓越した成果を出している、あるいは出していく過程をマスターすれば、経営や投資でも望む成果を出すことが可能だということである。もしくは、過去に何かで卓越した成果を出したことがあるのであれば、それらの究め方は経営や投資にも十分に応用可能だということ。

趣味でもいい。遊びでもいい。とにかく、全力で打ち込み、研究し、上達してみること。成果を出してみること。この究め方は、経営や投資でも必ず活きてくるものである。

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