まずは優れていない者でも厚遇する。(戦国策)

この記事は約2分で読めます。

近年の会社経営は、「人手不足」が頭を悩ませる。

特に中小企業の人材確保は厳しい。しかも、確保できたとしても、鳴かず飛ばずの社員であることも。

さて、そんな人手不足の時代に、会社経営者はどうすればいいのか?

優秀な人材を集めるにはどうしたらいいか?

ここに参考になる東洋の教えがある。

「誠に士を致さんと欲せば、先ず隗(かい)より始めよ。」

(出典「戦国策」)

これはどういう意味か?

昔、燕という国の王様「昭王」は、優れた人材を欲していた時に、在野の長老「郭隗(かくかい)」に意見を求めた。

すると、郭隗は次の例え話を出した。

 

昔、ある王様が優れた馬を欲していた。

部下が噂を聞いて、優れた馬に会いに行ったがすでに死んでいた。

しかし、部下はその馬をあえて高額で買い取ったのである。

王様はその馬を見て、こっぴどく怒った。

「ばかもーん!なぜ死んだ馬に大金を払うんだ!わしのほしかったのは生きている優れた馬だ!!!」と。

ところが、部下はこう答えた。

「いえいえ、死んだ馬でさえ高額で買い取るんですから、生きた優れた馬なら、なおのこと連れてきますよ。だって、もっともっと高く買い取ってくれるだろうと思いますから。」

すると、実際に優れた馬を引き連れて「買い取って!」と言う人たちが来たとのこと。

それで、郭隗はこの例え話を元に昭王にこう言った。

「要するに、優れた人材を集めたければ、私のような愚かな者でも厚遇することです。

そしたら、優秀な人は「自分ならもっと厚遇してくれるだろう」と思って応募してくるからです。」と。

 

これを現代の会社経営に当てはめるとしたら?

そう。まずは、「イケてない社員」しか社内にいないとしても厚遇すること。

すると、優秀な人は「あんな人で厚遇されるんだったら、優秀な自分はもっと厚遇してくれるだろう」と考え、応募するということ。

逆を言えば、今いる社員がイケてようがイケてまいが、大事にしていなければ、優秀な人材は集まりっこないということでもある。

なので、社内に優秀な人材がいないとしても、まずは彼らを厚遇してみよう。

ゆくゆくは優秀な人材も集まるだろう。

タイトルとURLをコピーしました