最近、思うところがあって食習慣を変えた。ここ1か月ほど。
体調はすこぶるいい。パフォーマンスも上がった気がする。
そして、面白いのは、結果として、75.5kgあった体重が今朝測ったら73.0kgになっていたことだ。マイナス2.5kg。
しかし、そもそもダイエットは目的にしていない。狙っていなかった。
「健康」を研究し、実践した結果、たまたま得られたことである。
そう。これはダイエットの本質を示しているように思う。
ダイエットそのものを目的にすると上手くいかない、と。
私は以前、何度かダイエットそのものを目的に頑張ったことがある。
30代前半にカロリー制限ダイエットを試みた。あらゆる食事を減らし、我慢した。朝はフルーツジュースだけとか。Wiiでボクササイズのゲームを必死にしまくったり。これは本当に苦行だった。
結果として痩せるには痩せた。しかしながら、元気がなくなった。仕事をする気にもならない。結果として様々な活動パフォーマンスは落ちたように思う。もちろんご想像の通り、しっかりリバウンドした。
また30代後半には「炭水化物抜きダイエット」を試みた。米などを抜き、肉ばかりを食べた。
「肉はどれだけ食べても大丈夫」という風説の流布?があったので、肉ばかりを食べまくった。焼肉、ステーキなどなど。
そしたら、痩せたには痩せた。が、超便秘気味になって健康を害した。うんこが出せないのである。苦しい腹痛が続くことがあった。夜中に2時間ぐらいトイレに引きこもることも・・・。
それで病院に行って検査もした。一応、異常はなかったが、これを機に炭水化物抜きダイエットは見直すことにした。
もちろん、体重はしっかり元通りになった。
いずれも、失敗に共通することは「ダイエットそのもの」を目的としたことである。
ダイエットそのものを目的にするとうまくいかない。痩せるには痩せるが、健康を害することがほとんど。我慢をするのでその反動でリバウンドする確率も極度に高い。
でも、今回が違うのは、ダイエットそのものを目的としていないこと。だから、よく食べるし、我慢をほぼしていない。ストレスもほぼない。快適に過ごせている。
快適に過ごせているので、仕事や投資、趣味などあらゆる活動のパフォーマンスもイイ感じだ。
これは「パフォーマンスの向上」や「健康」を目的にしたからこそである。それこそが目的。
しかしながら、たまたま、結果としてダイエットできている。
実は、お金儲けや投資も同様である。
お金が儲かることはたまたまの結果であって、目的にすべきではない。
例えば、「今年は〇〇%の投資収益を得る」とか「〇億円稼ぐ」とかを目的にすると、まず上手くいかない。上手くいったとしても後々、何らかの反動が来る。リバウンドだ。
そうではなく、投資なら「本当に良い企業に投資をすること」を目的にする。
すると、すぐには儲からないかもしれないが、その投資先企業はお客さんに貢献し、着実に業績を上げていく。利益剰余金は自動的に積み上がっていく。
結果として、株価も上がったり、配当を増やしたりして、投資家が儲かるようになる。これが投資のあるべき姿である。
ウォーレバフェットも同様のことを言っている。良い企業を見つけて投資をしたら後はほったらかして結果出るのを待つだけだと。
ビジネスだって同じ。お客さんのことを本当に考えて商品開発をする。お客さんのことを考えて、マーケティングや販売など普及活動をする。お客さんのことを考えてサービスをする。
すると、結果として、口コミや紹介が増えたりして、利益も増えてくる。ビジネスの目的はお客さんへの貢献であって、利益はその結果に過ぎない。それそのもの(利益や儲け)を目的とするものではない。
あなたは今、何を目的に活動をしているだろうか?その目的は正しいものだろうか?目的やゴールが間違うと、付いてくる結果も間違ったものとなる。最悪、逆のリバウンド効果につながってしまうから注意が必要だ。