随筆

道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である。(二宮尊徳)

こんにちは。作野裕樹です。 「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である。 」 これはご存じの方も多いはず。二宮尊徳さんの名言ですね。 やはり、ビジネスというのは、儲けるだけでは駄目。 人や社会に役立ってこそ成り立つもの。 これは日...
随筆

得意なことを伸ばす。『闘戦経(第四章)』

こんにちは。作野です。 金は金たるを知る。土は土たるを知る。即ち金は金たるを為す。土は土なることを為す。ここに天地の道は純一を宝と為すことを知る。 (『闘戦経(第四章)』より引用) これは日本最古の兵法書『闘戦経』第四章に書かれている言葉で...
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【会員限定特別クラス】6ヶ月集中『資本主義攻略の処方箋としての仏教講座』開催決定。

新しい6ヶ月集中講座を開催します。 会員限定の特別クラスです。 タイトルは、 『資本主義経済の処方箋としての仏教講座(仮題)』 です。 今年4月~9月の6ヶ月、全6回にわたり「経営・投資のための孫子の兵法」講座を開催しました。 残すところ9...
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経営・投資に活かす「孫子の兵法」入門講座

「孫子の兵法」は、2,500年の時を越え、時代のリーダー達に読み継がれてきた世界最高の兵法書です。ナポレオン、織田信長、武田信玄などの歴史上の偉人から、現代ではソフトバンクの孫正義社長、マイクロソフトのビルゲイツ会長などが愛読しています。 ...
随筆

社員が活躍できないのは社長の責任。(佐藤一斎『言志四録』晩17)

「濁水もまた水なり。一たび澄めば清水と為る。 客気もまた気なり。一たび転ずれば正気と為る。 逐客(ちっかく)の工夫は、ただ是れ克己のみ。ただ是れ復礼のみ。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志晩録第一七条に書かれた言葉である。 意訳すると、濁...
随筆

好景気は思い切った勤倹貯蓄。不景気には思い切った投資。(本多静六語録)

先日から本多静六氏を取り上げている。 なぜか?というと、不景気やデフレ期に特に本多静六氏の名言が心に刺さるからである。 米中貿易戦争の雲行きが怪しい。2018年10月の日経平均も約3,000円下げた。 大きな景気変動が来ていることが読み取れ...
随筆

志は大きく、着手は小さく。

学者は、志大にして、工夫は則ち皆小ならんことを要す。 小は事においては始と為り、物においては機と為る。 易に云う「復は小にして物をわきまう」とは、是れなり。 これは佐藤一斎『言志四録』の言志耊録第二七条に書かれた言葉である。 意訳すると、学...
心・人生・出世

成功した後が危ない。(言志四録)

「齢五十のころおい、閲歴日久しく、錬磨已多し。 聖人にありては知命と為し、常人においても、また政治の事に従う時候と為す。 しかるに世態習熟し、驕慢(きょうまん)を生じ易きを以て、則ちその晩節を失うもまたこの時候にあり。 慎まざるをべけんや。...
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『sCawaii』2017年12月号にて「お金の専門家」としてコラム監修しました。

『sCawaii』2017年12月号にて、作野裕樹が「お金の専門家」としてコラムの監修しました。 内容は、保険、年金、税金など。
随筆

「守り」を意識して事業を起こす。(言志四録)

「創業、守成の称は、開国、継世をはん言するのみ。その実はすなわち創業の内に守成有り、守成の中に創業あり。ただよく守成す、これをもって創業す。ただよく創業す、これをもって守成す。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志晩録第一二八条に書かれた言葉...
随筆

若くしてのFIREが幸福とは限らない。

「世を避けて而(しこう)して世におるは、難きに似て易く、世におりて而して世を避くるは、易きに似て難し。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志耋録第一三七条に書かれた言葉である。 意訳すると、世の中や社会を避けて隠居などしてみると、幸福でいるの...
随筆

兵は拙速を聞くも、未だ巧久をみざるなり。経営はキャッシュコンバージョンサイクルを速めよう。(孫子の兵法)

「兵は拙速を聞くも、未だ巧久をみざるなり。」とは孫子の兵法の五項目、第二章「作戦篇」にある。 簡単に要約すると、戦争は食料や兵器、お金などが莫大に必要となるため、長引かせていいことはないということ。 戦いを長引かせれば兵は疲弊する。やるから...
随筆

儲けたければ「一業」に絞る。

「一物を多くすればここに一事を多くし、一事を多くすればここに一塁(いちるい)を多くす。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志録第二一九条に書かれた言葉である。 現代語訳にすると以下の通り。 「物が一つ増えると、やることが一つ増え、やることが一...
随筆

新規事業が失敗する理由は準備不足。

「事を慮る(おもんぱかる)は周詳ならんことを欲し、事を処するは易簡ならんことを欲す。」 これは佐藤一斎『言志四録』の言志録第二十六条に書かれた言葉。 現代語訳にすると以下の通り。 「物事を考える場合は周到で詳細な準備が必要である。そして、実...
心・人生・出世

一瞬一瞬を大切に。チャンスは「その時」しかない。(徒然草)

「お金」を得るチャンスやビジネスチャンスには「次がない」と思う事が大切だ。 兼好法師の『徒然草』の第九十二段に面白い説がある。 「ある人、弓射ることをならふに、もろ矢をたばさみて的にむかふ。師のいはく、「初心の人、二つの矢を持つことなかれ。...